松野屋 根曲竹りんごかご
松野屋は1945年創業、
現在は自然素材を中心とした
生活道具をあつかう荒物問屋。
荒物とは、ほうき、ちりとり、ざるなど、
ちょっと前まではどこにでもあった
簡単なつくりの日用品のこと。
荒物は民藝と同じように
人の手が生み出す日用品。
人びとの日常の暮らしに根差した
「民衆的手工業」から生まれる日用の道具。
日常に使いやすく、
今の暮らしにちょうど良い。
「ベストでもベターでもない、ナイスなものづくり」
から生まれる暮らしの道具たちです。
青森県のりんご農家で
収穫に使われているりんごかご。
地元・岩木山などで、
作り手が毎年10月頃、
自らが収穫した根曲竹で編まれています。
雪に耐えて強さが増した根曲竹。
竹を縦に割り、六角目に編みます。
この六角目がこのかごの特徴です。
木型を使わず、柔らかく編んでいきます。
太目の竹で、最も強い竹表皮の部分を
幅広のヒゴにして、
縦・横・斜めと底部分の中心で
交差させ補強しています。
持ち手には、
丸竹をそのまま使用していますので
腕にも優しいかけ心地。
買い物用にくだものや野菜を入れたり
カゴの中に花瓶を置いて
リビングにおいても。
どんな場所においても
いろいろと活躍してくれます。
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